
糖質制限食を提唱するアメリカ人のリチャード・K・バーンスタイン医師は、1946年、彼自身が12歳の時に1型糖尿病を発症しました。それ以来20年あまりは医者の言うことに従っていた「ごく普通の糖尿病患者」でしたが、合併症が進んでいき、35才頃すでに糖尿病腎症の初期段階にまでなっていました。
1969年、血糖値自己測定器は病院で緊急時のみに使われており、医師の資格がないと購入できないものでしたが、彼は担当医に頼んで当時650ドルで購入し、血糖測定をしながら食事療法を研究し、徹底した糖質制限食を開始。蛋白尿が出現する段階の顕性腎症前期から、糖質制限食で回復しタンパク尿消失!
45歳で医学部に入学、49歳で医師になり、糖尿病を徹底的に研究。
現在74歳、糖尿病合併症もなく、現役医師として元気に過ごしているそうです。
彼はもうインスリン分泌がないそうですが、インスリンや糖質制限食などで、上手く血糖値をコントロールしているんですね。彼の著書はぜひ読んでみようと思います。
欧米では特に1型糖尿病に関しては、糖質管理食はすっかり定着していますが、残念ながら日本では、糖質管理食でさえも実施している医療機関は、少ないそうです。
「糖尿病は何でも食べていい!」と言った私の最初の担当医みたいな医者がたくさんいるのかしら?食事で改善されてしまったら、医者、病院、製薬会社が儲からなくなるからねぇ・・・

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