2019年10月03日

1型糖尿病と摂食障害

先日、2年前に英BBCが制作した30分ドキュメンタリー『Diabulimia: The World's Most Dangerous Eating Disorder』(ダイアブリミア:世界一危険な摂食障害)を観ました。

Diabulimia(ダイアブリミア)は、Diabetes(糖尿病)とBulimia(過食症)を組み合わせた造語で、摂食障害で1型糖尿病でもある人がインスリンの副作用で太るのを避ける為に、故意にインスリンの量を減らす、または全く打たないでいること。 💉💉

イギリスには40万人の1型糖尿病患者がいるそうですが、10代や20代の若者の3分の1が痩せるためにインスリンの量を減らしているか、全く打たないでいる。また、60%の女性は25歳までに摂食障害を経験すると言われています。





ざっと紹介すると、

ジェマ 22歳 1型糖尿病を12歳で発症 5歳の娘がいる
食欲異常と診断されていて、大量に食べた後に吐き出す、またはインスリン注射を拒否。健康に危険があるとして入院させられ監視がついている。満員でしばらく入院待ちをしていた摂食障害病棟に空きが出たので糖尿病病棟から移り治療中。


ナビーラ 21歳 1型糖尿病を16歳で発症
視力の低下、足や指先に痛み、腎臓にも痛みが出始めている。彼女はインスリンを打っていないことを両親に言っていなかったが、最大で2週間もインスリンを打たなかったと告白している。イギリスで唯一この病気についてサポートするチャリティー団体による、ダイブリミアから回復した女性とのミートアップに参加する。他の人には理解出来ないこの病気を経験した人と会えて良かったと言っている。


ベッキー 27歳 1型糖尿病を19歳で発症
ダイブリミアで16ヶ月間入院していた。食べたらインスリンを打たなくてはいけないのがどうしても嫌だった。食べることが出来ないため鼻にチューブが入ったガリガリに痩せていた当時の写真も見せている。彼女が杖をついているのはインスリン注射をせずにいた結果、足の骨にダメージを受けてしまった。『朝目覚めてすぐに血糖値測定をしなくてはならない、休日なんてないの。血糖値の数値と更には摂食障害もあってそれで頭がいっぱいだった』と言っている。現在は体重も戻りジムにも通ってとても健康的に見え、ダイブリミアから回復した良い例だ。


この他にも『インスリンを打たなくてはいけないのは分かっているけど、痩せることの方が重要だと言うもう1つの声がささやくのよ』とインタビューに答えた若い女性、ダイブリミアによって27歳の妹を亡くした女性は『もっと早くこのことを知っていたら』と悲しんでいました。

ダイブリミアについてまだ広く知られていないため、正しい治療を待っている間に亡くなってしまった人もいたそうです。


摂取障害はとても難しい心の問題で、こう簡単に言うのは間違っているかもしれませんが、減量に成功した例もたくさんあるし、インスリンの量も減らせるので、糖質制限ダイエットを試してみたらいいのになと思いました。とにかく体重よりも命が大事!正しい治療を受けて回復して欲しいと思います。


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2019年09月15日

持続グルコースモニタリングシステム

血糖値を24時間持続的に記録し、変動傾向も確認できる持続グルコースモニタリングシステム『Freestyleリブレ』は、現在多くの1型糖尿病の方が利用していますよね。毎回毎回指先から採血しなくてもセンサーをスキャンするだけ、低血糖時や高血糖時にすぐ分かるしとても革命的です!

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確か約10年前にアメリカの1型患者が『スキャンするだけ』の血糖値測定器を使っていると言うのをどこかで聞いたことがあって、そんな便利なものがあるなんてすごい!進んでる!と思ったのを覚えているんですが、このリブレって2014年発売だったんですね。あれは他の会社のものだったのかな?

私は早朝に低血糖になることが時々あって、幸い70以下になると自然と目を覚ますのですが、先日は60まで下がってから目を覚ましたので、こんな時に素早く低血糖だと分かると助かるなと思いました。(🔔これアラームで知らせてくれるの?)

それと高血糖時。血糖値が高くなると強烈な眠気に襲われることが多いのですが、200以上になっていても眠くもなく気がつかない場合もあって測定してビックリ!なんてことがあるので、常にセンサーでチェック出来るのは本当に便利だと思うし、血糖値コントロールが向上することでしょう!

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だけど、私はまだこれ、使ったことありません。
使ったこともないのに、ただの想像だけで言うのも何ですが、

引っかかったりして取れてしまいそう・・・😱

寝る時に気になりそう・・お風呂に入ったら取れてしまわないか?・・取れないようにテープを貼っている人もいますが、私はそのテープにかぶれてしまいそう。それと、よく流血している人の写真も見かけます。こういうケースは少ないのかもしれないし、慣れてしまえば気にならないのかもしれないけれど、なんだか面倒臭そうだな・・・・

ドイツでは月に60ユーロ(7,235円)、その人の保険の種類によるのか保険が効くとか効かないとか、保険が効く人は月に35ユーロ払っているという話も読んだことがあります。だけどリブレは1回14日間で交換しなくてはいけない!しかも14日間保たないこともよくあるとか・・・

う〜〜ん、もっと進化して安くなったら考えてみます。😅
それまで指先採血の測定で血糖値コントロール頑張りたいと思います!


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2019年08月31日

緩徐進行1型糖尿病

いくら食べても痩せていく、常に眠いなど体調の異変があって、イギリスから一時帰国していた約10年前に血液検査をした結果、血糖値は578mg/dL(食後)、HbA1cは14.8%!何でこんなに高いのか?と驚いたほどでした。後日、抗GAD抗体の数値が153U/mlと分かり『1型』と診断されました。😭

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1型は『一生インスリンが必要』ということは知っていたし、合併症も出てくるのかもしれないと、すご〜〜くショックで落ち込みましたが、生野菜が主食のローフード・ダイエットで1型でもインスリンの量が減らせるなど、良い効果があるらしいということも知っていたので、すぐに生野菜を主食にして、糖質を食べるのを止めると血糖値はみるみる下がっていきました。インスリンは最初の1週間のみで、血糖値は下がっていくのでインスリン注射なしです。そして2年後にはHbA1cを5.4%まで下げることが出来たのです!

これは、私が『緩徐進行1型糖尿病』だったからでしょう。


日本糖尿病学会のサイトにも書いてあります。
『インスリン分泌能の低下がごく緩徐であるため、あるいは変化しないため、発症(診断)後10年以上たってもインスリン依存状態まで進行しない例がある』


この後、イギリスへ戻ったのですが、担当医は『インスリンを打ってないなら2型ね』と決めつける。説明しても私のカルテに書いてある病名はずっと『2型』でした。

『1型は子供がなるものだから、あなたは2型です』と言う知識のない医者もいましたよ。こんな適当でいいの??

『1型なのにインスリンなしなんて有りえない!きっと何かの間違いだ』

『1型と2型の違い分かってる?』

など、色々と言う1型患者もいました。

何だか日本での血液検査の結果が間違っていた、私が嘘をついているかのような発言!どんな方法だっていいじゃない?『努力』して血糖値下げたんだから!

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イギリスへ戻った後は、生野菜はたくさん食べていたものの、糖質にも手を出すし、血糖値コントロールへの意欲が適当になってしまい、当然HbA1cはどんどん上がる、盲腸破裂で3週間入院したのが体への大きなストレスとなったのか、それからインスリン注射を開始しました。

もしまた厳しい糖質制限ダイエットをしたら、インスリンなしで行けるんだろうか?ここまで来たらもう無理かな。インスリンの量はもっと減らせるかもしれないから、再度挑戦してみたいです。💪💪

➡︎参考にした低GI食品リスト


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2019年08月07日

熱中症と糖質

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日本では毎年のように『猛暑』や『酷暑』などと言われ、熱中症で病院に運ばれる人が多いようですが、私の高齢の母も先日寝ている間に熱中症の疑いで入院しました。幸い軽い脱水症状で点滴を打って回復したそうですが、暑い日が続いているしとても心配です。

ヨーロッパ各地でも40度前後の日が続くなど、去年と同じく熱波にやられています🔥🔥🔥 ベルリンは6月すご〜く暑く、38度の日が2回ほどあってグッタリでしたよ。しかも湿度がけっこう高い日も多くて、不快指数が高め!冷房がないのできついです〜〜😱 33度の日にドイツ語クラスへ20分歩いて行った日は、さすがに頭痛がして少し気持ち悪くなり、これはマズイなと思いました。水をたくさん飲んでいても具合悪くなるので、なるべくなら出歩かないのが一番いいですね。(そうもいかないけど・・)

こちらでは日本のテレビでやっているほど熱中症予防に関する情報を見かけないのですが、先日ツイッターでこんな情報を目にしました。

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『熱中症予防にスポーツドリンクやジュースを飲むと、血糖が上がり尿が増える。飲み続けると飲んだジュースより出る尿が多くなり、飲めば飲むほど脱水が進み、更に血糖が上がる。その結果、入院、死亡、又は後遺症で半身不随になることがある。元々糖尿病ではなかった人でもなることがある』

『例えばポカリスエットは、100mLあたり糖分7g、塩分 0.12g。ペットボトル1本なら糖質35g、塩分0.6g。糖分は角砂糖9個分もあるのに対して、塩分はごく僅かな量しか入っていない』

『スポーツドリンク、野菜ジュース、果汁100%ジュースは血糖値が上がるのでダメ。熱中症予防には水かカフェインの入っていないお茶を飲みましょう。塩分は塩や梅干しを追加する』

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もちろんこれ以外にも役に立つ予防方法はありますが、スポーツドリンクは意外と脱水症状に良いのではないかと思いがちなので注意です!私は元々スポーツドリンクはやはり糖質が気になるし、あの変な色も気になるから飲みません。大体いつも水!またはスイカをよく食べます🍉🍉 少量100gなら糖質10g以下だし、スイカに含まれるリコピンは抗酸化作用があり、肌を紫外線から守ってくれるそうです。さすが夏のフルーツ!

糖質は100mLあたり1〜1.5gと低いザワークラウトのジュースを飲んでみたら、塩っぱさと酸っぱさがとても美味しく感じました!あとは梅干し食べたいとこですが、ないので塩っぱいアンチョビをつまんだりしています。


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2019年07月27日

インスリンの値段


1型糖尿病にとってインスリンは必要不可欠なものですが、最近よくアメリカで1型糖尿病患者が『インスリンを買うことが出来なくて亡くなった』という記事を目にします。皆んな20代の若者です。アメリカの健康保険のシステムは詳しくないですが、とても悪くて驚くほど高い金額を請求されると聞きました。


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例えば、10mlのノボログ1瓶が10年前は40ドル(約4,300円)だったのに対し、
現在は、300ドル(約32,600円)!!😱😱😱

以前ドイツに住んでいたアメリカ人女性は、ドイツでは同じものが7個買える!と言っています。保険の種類も色々あるみたいですが、ある女性は1瓶に600ドル(約65,000円)払った!インスリンだけで1ヶ月850ドル(約92,400円)かかると言う女性もいました。異常な高さ!


1型糖尿病は一生インスリンが必要、製薬会社にとっては『いい客』ですよね。それなのに、ここまで値段を高くするってどういう事?!『死ね!』と言ってるのと同じでしょう!


🇩🇪 私が現在住んでいるドイツでは毎月の健康保険料はけっこう高いんですが、保険会社がだいぶ負担してくれていて助かっています。

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●現在使用しているペン型のノボラピッドは、
1箱5本入りが70ユーロ(約8,468円)、私の負担は7ユーロ。

●ノボファイン注射針は1箱100個入りが、
30ユーロ(約3,600円)、私の負担は3ユーロ。

●センサーは、1箱50枚入りが24ユーロ(約2,900円)
3ヶ月毎に8箱をまとめて買うのですが、これの負担はゼロです。

🇬🇧 以前住んでいたイギリスではこれ、全て無料で数の制限もありませんでした。
国営の医療サービスNHSだと医療費は無料、処方された薬は自己負担でした。が、これは親切な薬局のおじさんが教えてくれたのですが、1型だとNHSに登録してカードを手に入れると、薬も無料になるんですよ。こういう事は医師やナースは教えてくれません。自分で色々調べるしかないんです。

一度日本へ緊急で一時帰国した際に、注射針が足りなくなって自己負担で1箱買いましたが、4〜5,000円したかな?


1型糖尿病(中には2型も)なのに、インスリンが買えない、手に入らないなんて、『死刑宣告』されたも同様、本当に恐ろしい話です!

製薬会社の利益のために、若くして亡くなられた方々・・本当にお気の毒です。🙏


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